下痢について

1:下痢の治療について

 下痢の原因により対応が変わってきます。原因としては感染症、消化不良、アレルギー、自律神経の問題などが代表的です。小児科を受診されるお子さんで多いのは感染症によるものです。ウイルスが原因であればウイルス性胃腸炎(かぜの胃腸炎と言われることも多い)、細菌(いわゆるバイキン)が原因であれば細菌性胃腸炎と呼びます。このときの下痢は悪さをしている病原体を体の外に出そうとして生じているので、安易に下痢を止めることは逆に長引いたり、こじらせたりする原因となりえます。ですから基本的には下痢止め薬は使いません。ただしあまりに下痢で失われる水分が多い場合は脱水症の危険性が勝る可能性があり、このような場合に限って量を加減した上で下痢止めを使うことがあります。もし感染症による胃腸炎で下痢止めを内服することになった場合は便が1日2~4回程度になるようなら、内服を早めに中止していただく方が無難です。便が全く出なくなると病原体がおなかの中に残ってしまうからです。

 また細菌性胃腸炎の場合は抗生剤を使うことがあります。必ず必要なわけではありませんので、そのときの状況により判断することになります。細菌性の胃腸炎の場合はウイルス性の場合と比べると症状がひどくなりやすいのでより注意が必要となります。

下痢便に血が混ざるとき、お腹の痛みが激烈なとき、下痢便の回数が1日に10回以上のときは細菌性胃腸炎の可能性や胃腸炎がこじれた可能性があるため受診していただく方が良い場合になります。感染症以外の原因による下痢の時はその原因に応じた治療が必要になります。

  

2:下痢のときの食事について

 昔は下痢のときはおかゆにしましょうと言われていましたが、現在では必ずしもおかゆでなくてもかまわないとされています。白飯でもかまいませんが、食べ過ぎないようにしましょう。いつもよりおなかは弱っていますから量には十分注意しましょう。牛乳も同様で量を加減して飲んでいただく分には特に問題はありません。ただし油っこいものやミカンなどのかんきつ類はおなかに負担がかかるので避けましょう。

また下痢のとき食事や水分を取るとすぐに下痢で出てしまうと心配される方がおられますが、これは摂取したものがすぐに出ているわけではありません。口から何かを取ると古いものを出そうとします。食後に便意がでやすいのもこのためです。これと同じで出ようと準備しているものが出るだけですから、下痢以外に問題がなければ特別に心配することはありません。


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