その他の受けたほうが良い予防接種

ここに紹介するワクチンは諸外国ではごく一般的なワクチンで多くの子供たちが接種しています。しかし、日本では残念なことに行政からの補助がないため有料で、接種率も高くありません。どれも受けていただきたいワクチンばかりですので、子供手当てを充てるなどして子供の健康を守りましょう。

 

ムンプスワクチン定期接種国(2009年)
ムンプスワクチン定期接種国(2009年)

■おたふくかぜ(ムンプス)■
ほほの腫れと痛みが特徴です。発熱を伴うこともあります。1000人に1人の割合で回復が難しい聴力低下や難聴を起こします、また髄膜炎、膵炎といった合併症も起こしやすく、入院が必要なこともあります。またおたふくかぜと紛らわしい病気が多いため正確に診断できないことがあります。そのため何度もおたふくかぜの疑いで園や学校を休む子供がおられます。昔は1度かかると二度とかからないとされていましたが、最近は2度、3度かかることがあることがわかっています。


予防接種の副反応で非常にまれですが、髄膜炎を起こすことがあります。しかし自然に感染するよりもはるかに確率は下がりますし、ワクチンと関係なく起こるもののもまぜっています。詳しくはこちらをご覧ください。日本のおたふくかぜの流行状況を考えると非常にメリットが大きい予防接種のひとつです。WHO(世界保健機構)は予防接種体制のしっかりした国では積極的に行うべき予防接種と各国に通達していますが、残念ながら日本はそれに従っていません。そのため東アジアで子供たち全員に打つワクチン(定期接種ワクチン)としていなかったのは日本の他には北朝鮮とモンゴルという状態になっていました。すでに世界から取り残されている状態だったのですが、2011年にはモンゴルでムンプスワクチンが定期接種化されました。これによりアジアで日本の他に定期接種化されていないのは北朝鮮だけとなりました。

  

要チェック→大阪小児科医会のおたふくかぜワクチン啓蒙ポスター

 

B型肝炎ワクチン定期接種国
B型肝炎ワクチン定期接種国

B型肝炎■

感染すると慢性化し、年をとってから肝癌を発症することがあります。これを予防するための元祖癌予防ワクチンです。日本ではこのウイルスを持っているお母さんから生まれた子供にだけ公的に接種されていますが、世界の大半の国では子どもたちすべてに接種されているワクチンです。日本では諸外国のようにうつりやすいウイルスが少ないとの理由で定期接種になっていませんが、日本でも保育園での集団感染が報告されています。また性行為でも感染します。小さい子ほど予防接種の免疫がつきやすいので諸外国では生まれてすぐから接種を始めます。計3回接種します。

WHOはこのワクチンを1992年にすべての国のすべての子どもに接種を勧める最優先ワクチンとしてリストアップしました。

 

 

■ロタウイルス

嘔吐や下痢などの症状を伴う腸炎を起こすウイルスですが、乳幼児では症状がひどくなりやすく脱水に注意が必要となります。嘔吐がひどく自力で飲水できない場合は入院が必要になります。脱水を防ぐためには経口補水療法を家庭で実践することが重要です。またロタウイルス感染によって脳炎を起こすこともあり、この場合は合併症や死亡のリスクがありえます。脳炎と異なる病態ですが、下痢に関連してけいれんが頻回に起こることがあります。これは予後は良好とされていますが、入院での治療および経過観察が必要となります。欧米の先進国やアメリカ大陸のいくつかの国ではロタウイルスワクチンが導入され、感染予防効果や入院予防効果が確認されています。WHOは2011年にすべての国での導入を推奨する優先ワクチンとしてリストアップしました。

 

 

ワクチン後進国の日本ではこれらのワクチンの接種には費用がかかりますが、自然に罹患した場合は、医療費だけでなく、社会的な費用の損失があります。ムンプスになると子どもは出席停止となり、学校や園を休まなくてはなりません。親が仕事を休む必要がある方もおられるでしょう。園を休んでも休んだ期間分の料金ももちろん返ってきません。通院や入院となった場合の交通費も必要です。万が一、後遺症を残したた場合にはさらにもろもろの費用がかかってきます。そのような経済的損失まで考えると予防接種の方が安くつきます。自然罹患と違って日程も調節できます。

 

他にもあります。

行政が関与する予防接種(定期接種)

2013年度以降に定期接種となったワクチン

 


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