同時接種後の死亡は予防接種が原因なのか?

本当に原因があれば存在する「症例のピラミッド」
本当に原因があれば存在する「症例のピラミッド」

誤解を与える報道とそれに対して十分な行政対応がされていないため、外来で同時接種に対して不安を持たれているお母さま方に最近、外来で言っていることを書きます。

(より詳しい説明はすでに記載しておりますので、そちらもぜひご覧ください。) 

 

今回の同時接種後の死亡例の報告は「日本中でカレーライスを食べた人を調査したところ、次の日に○○人亡くなっていました。」という報告と同じ種類の報告 だということをまず理解ください。カレーライスだと死亡と関係はないと思うけれども、カレーライスを予防接種に置き換えると死亡と関係がありそうに思うという方が大半です。

時間を区切っての報告なので時間が前後した事象が報告されます。これは前後関係であり因果関係とは同じではありません。時間を区切っての報告ですから、前後しているのは当然です。

カレーライスの場合、本当に翌日死亡の全例がカレーライスを食べたことと関係がないかというと食中毒などでなくなることはあるかもしれません。他にもヒ素入りカレーライス事件というのも昔ありました。同時接種でももちろんこれと同じようなことがあるかもしれません。

 

けれども食中毒や毒物の場合、亡くなる方だけでなく、ICU管理が必要だったが亡くならなかった方、入院加療が必要だった方、入院は必要ないが外来治療となった方、受診すらしない程度の症状しかなかった方とより軽症例がより沢山、ピラミッドのように存在します。その他の原因であっても同じような症例のピラミッドができるはずです。

今回の同時接種後死亡問題についてはピラミッドの頂点の死亡しか報告されていません。ワクチンに原因があれば、症例のピラミッドがあって良いはずで、これだけ関心が高まっていれば重症例、軽症例と多くの報告が必ずあるはずです。それがないということは今回の死亡例は紛れ込みと考えるのが本質的に妥当だという結論を導きます。

 


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