かぜ薬いろいろ

かぜ薬について最近ニュースになっていたものを私自身の覚書程度ですが列挙しておきます。

 

市販薬副作用で死亡15件 過去5年、消費者庁が注意促す 

日本経済新聞 2015/4/9 0:36

 

同庁は、厚生労働省所管の独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による副作用の症例数の集計に基づき、2009~13年度の5年間に市販薬による副作用が疑われる報告が計1225件あったとした。

 死亡した15件では、総合感冒薬(風邪薬)が原因とみられるのが8件と最も多く、続いて解熱鎮痛消炎剤が3件、せき止め薬が2件、漢方製剤が1件、その他が1件だった。肝障害や腎障害、ぜんそくの発作などが悪化したとみられる。

 

消費者庁のこの件に関する報告

「平成21年度から平成25年度までの5年間に、製造販売業者から独立行政法 人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告された一般用医薬品の副作用報告数 は合計1,225 例です。このうち、副作用で死に至った症例が15例、後遺症が残った症例が 15 例あり、一般用医薬品の副作用でも極めて重篤な状態に陥ることがあります。」宝くじに当たるよりも頻度の低いことですが、身近なところでも起こっています。絶対必要な薬で起これば仕方ないのかもしれませんが、効果が否定的とみなされる薬(これを薬と呼ぶべきかも問題ですが)で起こった場合は何とも言えないですね。

 

 

 叶美香 アナフィラキシーショックで入院 先月23日呼吸困難に 

スポニチアネックス 12月3日(木)5時1分配信 

関係者によると、最近、美香は風邪をひいてせき込むことが続いていたが、11月23日に呼吸困難な状態になり緊急入院。医師から「命の危険もある」と告げられるほど重篤な状態で、急性アレルギー反応のアナフィラキシーショックと診断された。倒れる前は大量の咳(せき)止めシロップを服用していたという。

 


実際には以前からかぜ薬の危険性は日本でも言われています。

(本HPの方でも以前より提示させていただいています。)

「一般用医薬品による重篤な副作用について」

2012年8月 医薬品・医療機器等安全性情報

 

 

風邪は自然と治るものです。

自然と治るものに薬を使うというのは副作用のリスクも考えなければなりません。薬の数が増えるほどそのリスクも増えます。

「風邪のときの薬は必要最小限に」を実践されているかかりつけ医を見つけましょう。大事なのはかぜ薬を処方してもらうことではなく、風邪以外の可能性がないかを診察してもらうことと思って下さい。

 

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