2017年

1月

15日

豊洲市場問題にみる科学リテラシー問題

科学リテラシーとは科学の基礎常識であり、もう少し詳しく言うと「アメリカの国立教育統計センターによると、科学リテラシーとは「個人としての意思決定、市民的・文化的な問題への参与、経済の生産性向上に必要な、科学的概念・手法に対する知識と理解」(ウィキペディア)ということになります。

 

日本人の科学リテラシーは国際的にも低いようです。

築地市場移転先の豊洲で地下水モニタリングで基準値を超える有害物質が検出されたということで大騒ぎになっています。

 

大手マスメディアは感情的な報道で終わっています。

 

<豊洲有害物質>予期せぬ高濃度 汚染72カ所に(毎日新聞)

 

豊洲地下水、基準79倍の有害物質 70カ所で超過(朝日新聞)

 

比較的まともな記事はこちら(大手マスコミでないところがポイント)

地下水から環境基準超える有害物質が出た本当の意味 結局、豊洲市場は「安全安心」なのか(BuzzFeed Japan)

 

この問題の根本的な原因はマスコミにありそうですが、この記事に対するネットユザーのコメントも科学リテラシーは高くなく、感情的なコメントが多くなっています。

 

この件の報道の問題点を上げましょう。

 

1:飲水ではないのに飲水の基準で問題視されている。

 

2:豊洲の調査結果のみが問題となっているが、そもそも築地で同じ調査をしたらどうなのか、他の場所で同じ調査をしたらどうなのかという比較がない。

 

3築地の衛生環境はそもそもどうなのでしょうか?

 

 

実はこの件に関してすでにコメントしている著名人がいました。

 

下水があふれ出す築地の方が安全? 橋下徹氏「豊洲と築地比較すべき」(プレジデントオンライン)

「繰り返しになるが、市場内の空気が環境基準を満たすことは必要だ。ところが人が触れることがないようにコンクリートや盛土で覆われた土を、その土に直接触れる形で70年間生活したとしても大丈夫なレベルまできれいにし、人が飲むことも触れることもない豊洲の地下水を、70年間毎日2リットル飲み続けても大丈夫なレベルまできれいにする必要が本当にあるのか。」

 

「ところが築地市場では、8月の大雨で下水道があふれ、そこから下水が地表に噴出したのに誰も問題にしなかった。下水道の下水って、これほど不衛生なことはない。下水が築地で噴出したのに、豊洲で飲料用レベルの水が噴出する可能性を心配する。」

 

「今の豊洲の状態をしっかりと都民に伝えるためには、まず現・築地市場の、大気・土壌・地下水の状況の数値を表に出して比較すべきだ」

 

たまに誤解コメントもある橋下徹さんですが、大抵は的を得た考えの方です。このコメントも的を得ています。

本来はマスコミが指摘すべきことなんですが、それができないマスコミに存在意義はあるのでしょうか?

我々読者ももっと冷静になるべきです。

 

HPVワクチン問題と同じ、問題構造を感じました。

 

日本の科学リテラシーの低さは近い将来、この国を滅ぼしかねません。

 

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